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2013年7月13日土曜日

t. TUNAGARI


登場人物→こちら(この劇は過去の話がメインです。混乱してる方のために現在の歳を追加してみました。歳等もお好きに妄想していただいて全然OKですが、一応参考にどうぞ)

エロありまっせ。お気をつけなはれやっ。












ジリジリジリジリ・・・・・・・・・・・
ツクツクボーシ ツクツクボーシ ツクツクボーシ・・・・・
ウィーヨーイー ウィーヨーイー ・・・・ ジーーーーー









この日は珍しく30度を越した夏日だ。

蜃気楼でアスファルトが揺らめいている。

俺は道を外れて緑地を歩く。




「クッソ。 こっちも暑っちーなッ!!!」



俺は今、千葉の白浜に居る。詳しい場所は言えねえ。

互いの組に勘付かれたら、俺は東京湾に浮かぶことになる。

細心の注意を払った、命がけの計画だ。







あ~んッ! ?





「なに見てやがんだ!!! 頭カチ割るぞッ!!! おんどりゃぁああ!!!」

とは、今の俺は言わない。





組での俺の仕事は、金を借りた一般人から借金の返済をお願いすることだ。

決して無理強いはしない。

利息分だけでも返済できるように、方法だけ提案して帰るときもある。

実際その様な取り立てに変えてからは、俺の成績も格段に上がっ た。








「あっ! ・・いけねーいけねー・・・・」


煙草を元の箱に押し込む。



それをやるまでは、借り主の家族まで脅し、勤め先まで押し入り、

家主を辱しめる文字を書き殴り、家中に張り付けたり・・・・・・・

自殺者を出す前に止めさせてくれた女に、心から感謝している。




こんな俺を変えてくれたのは、今から会う華織だ。




『人の道に反することしてなんになるの?』

俺はその時は馬鹿にしたように、噴き出して笑った。





それが極道というもんだろ?

華織は膨れっ面して拗ねた。




俺のグラサンの奥を見透かし、

『あなた、そんな人じゃない。 優しい目をしてる』

なーんて抜かしやがった。







俺は少年院にも入ったこともある、札付きの悪だと自負していた。

目つきだって悪いに決まっている。

いや、きっとそうだ。   ・・・・そうじゃないかな。

・・・ ・・・ ・・・ ・・・

自信がないから、グラサンで隠してるのがやっと分かった。



本当の自分に気付くよう訴える、その真剣な目に一瞬で心を奪われた。

敵対している組の娘に密かに恋をしてるなんて誰にも言えねえが、

華織からアプローチしてくれ愕然とした。



なんだかダサイな俺。

男から言うもんだろ?




それからは組員が確実に行かないディスティニーランドでデートを重ねた。

二人の連絡方法はこうだ。



電話なんか使えねえ。組同士の盗聴なんかザラにあるからだ。


華織が夕方、四角公園のブランコ近くの花壇にメモを埋める。

もちろん誰かに掘り返されては元も子もない。

絶対にいじられないブロック塀沿いに埋めるんだ。


俺はタバコを買いに行く振りして、日が暮れた後取りに行く。

会合に借り出され取りに行けねえ時は、ハラハラもんだ。









そして今日だ。




今日は華織にとって一生の思い出にならなきゃならない日だ。


華織は俺に全てを捧げると抜かしやがった。

正直覚悟が出来てないのは俺だ。


銀柳組の娘と寝るんだぜ。

脅しでもねえ、張ったりで もねえ、純粋な気持ちでやるんだ。


「華織の誕生日にな」


そう言いながら引き延ばし、今日の今日まで考えてきた。


そう。。。。今日は華織の17歳の誕生日。。。。

華織は全てを背負える覚悟ができていて、俺に好意を持ってくれてるんだ。

ウジウジ考えててどうする。





俺は頬叩き自分を奮い立たせた。








ホテルの一室。









「わりい! 待ったか?」




華織を先にチェックインさせている。

堅気に見える華織ならフロントで不審がられない。

俺はそこをスルーして直接部屋へいける。



「ううん、全然。 それよりこの部屋高かったでしょ?」





「プッ! 普通、組頭の娘のお前が言う台詞か? ヤクザが金持ってなきゃ回していけねえだろ?」


「でも~。。。。」





「大丈夫だ。 安心しろ。 少々ダサかったが堅気の仕事で稼いだ金だ。

誕生日だろ? 汚い金お前に使えねえよ。」



・・・・・・・・?






「てか、お前気ぃ早くねえか? バスローブなんて」






やべッ、鼻血出そ。








「//// ・・・ どうやって待ったらいいか分からなくて」



「そか。 いいよ! うんすごくいい」






「そう?////」
 


俺焦るな。 静まれ!

他の女と扱いを同じにするな。

今日は華織の大事な日だし。




「ちょ、ちょっと汗かいたからシャワー浴びてくるな」


「うん」





股間の膨らみは、きっと華織には意味が分からない・・・ヨナ?





こんな職業だ。 

俺は飲み屋のねーちゃんを酔った勢いでのお持ち帰りは日常茶飯事。

華織は自分の組でそんな光景は見慣れてる。

さすがヤクザの娘だ。肝がすわってる。

こんなこと言ったら華織に怒られるけどな。

あいつ憎んでるから。






「こんな俺でもいいんだってさ。 よかったな~、俺のムスコよ!」






冷静になるため頭から水を浴びた。 それは思いの外冷たく

「ヒェーーー!!!」


「どうしたの? 大丈夫?」


「や、いや、大丈夫だからー!////  こっち来ないでー!」


「う、うん」











「ん? おろ? どこいった?」

















「こんなとこか。 どうした?」







「海ってこんなに広いのにねぇ・・・・・」

    


「・・・・・・・・銀柳の・・おやっさんか?」



「うん」




「でも、遊園地ならまだしも、よく泊りがけで出してもらえたな?」




「遊園地も始めは駄目だったよ。

親友の子と行くって言った時、地下牢に閉じ込められた・・・」








「そんなことが?・・・・・・クソッ」




「一か八かの賭けだった・・・・・・・

死なない方に賭けて、手首を切って・・・・・」







「ばッ! そこまでして・・・・・」






「うん。 でもそれからはね・・・・

それからは、閉じ込めても逃げてくだけだけだって、わかってくれて。

・・・・・こうして今翼君と居られるんだよ。

あたしね、死んだ母さんに瓜二つなの。大きくなったら特にね。

だからもう失いたくないって。 父さん・・・

私それに賭けたんだぁ。ずるいよね?」







「そうか。・・・・つらっかったな?」





涙目になった俺はそう言って頭をなでるのが精一杯だった。





「華織。。。手、貸して・・・・・・・

誕生日おめでとう」




















「あ、キレ~。 ありがとう」




「どういたしまして」










「では、姫様。 どうぞこちらへ!」




俺は華織を抱き上げ、部屋に戻る。

























「もう少し出して」





「こう?」


「ん、もう少し」






チューーーー・・・・・

チュ、・・チュ、チュ・・・・





俺は華織に始めてディープキスをした。




唾液を華織の口に注ぎ込む。



華織の喉がククと動く。






「華織は目をあけちゃダメ・・」


「どうして? ン~チュ・・ 翼君は開いてるのに?」


「男はいいの」


「ウ~~ン・・」








グシャグシャにしてえ!








「バスローブ ・・・脱がすよ」


「//// うん・・」









ウヒョー! たまんねぇ!





「チュ・・チュ・・んーチュ・・」






「ンフフ・・・・くすぐったいよ~」












「じゃ、これもくすぐったい?」






「ムーーー・・足なんか汚いよぉ?」





「ジュル・・ジュル・・華織に汚いとこなんかあるもんか」




「ウーーー////」















「エ゙ーーー」




「ヒャッ・・・え?なに?」




「エ゙ーーー」


「イヤ・・・」


「嫌なの? じゃ、やめた」





「やじゃない、嫌じゃないよぉ」


「おやつに、取っとく」











俺もバスローブを脱ぐ。

さっきシャワー浴びたからパンツ履いてないもんねー。

指輪を外す事も忘れない。華織を傷つけるからな。

ここまで順調か? ・・よしよし・・・・





華織の後ろに回り、熱くなった股間を思いっきり華織の柔らかい尻に付ける。






「ウフフ・・・////」



何がおかしいのー?・・・チュ、チュ・・・・」





「フアッ・・耳・・・・・・ううん、可笑しく・・ない・・・ヤン・・」





よし! 性感帯は耳だな。






「指はどーお? くすぐったい?

ジュルジュル・・・・」



「音がエッチだよ~」







「これからエッチするんじゃん」


「そうだけど・・////」




「・・・ 下着脱がすよ。。。」


無言でうなずいた。



ヤベッ! 緊張する。

んムム・・最近フロントホックに慣れてたからなぁ・・





静かに横にしキスをする。










口から離れ、首、鎖骨、胸へと丁寧にキスを移していく。



































ピンク色の乳首へ到達。



俺はそれを包み込むように、優しく舐める。





華織が初めて微かな声をあげた。

少しだけ意地悪して、舌を硬くしてしごく。



なんてヤバイ声を出すんだ。












みるみる固くなる乳首を今度は吸ってやる。

腰をくねらせる。

いじるたびに反応する華織を楽しむ。







たまんねぇ。 早く入れてぇ!








乳首を攻めながら右手を華織の陰部へ這わせていく。





目的地へ辿り着く。








「アア・・・」















ん? 初めてだとあまり濡れないもんか?

・・・・・・・・・・・・?


あれ? クリがない。

ん? んん?





華織の体から舌を離さず、わき腹、へそ

そしてその下の茂みへ・・・・










「ハア・・ア・・

翼君? そっちはダメ。

恥ずかしい・・・アア・・」














「恥ずかしくなんかないよ。恋人同士だろ。

俺に全部見せて」









「そうなの?恋人には、

ア・・・

見せるものなのね?」


太ももの付け根を舐めながら俺は頷いた。

小さな罪悪感が浮上したが、すぐに消えた。








華織の整った陰毛を舌で掻き分け、

固く閉じたヒダを指で広げ、舌を突き刺し探ってみる。





「フーン・・・・」





クリ、あった。

ちいせ~!









舌先で弾く。

押す。

吸いつく。


繰り返す・・・

よし硬くなってきた。こうなると俺の舌も迷子にならない。





「アアア・・・・・変・・・・頭が変だよぉ

熱くなって・・・

ツーンて ・・・シュワーとするの」






「ンー・・チュパ・・・・・・

いいんだよ、それで。 そのまま身を委ねてごらん」






何度か体をよじらせると、

華織は体をヒクヒクさせ果てた。












華織の顔の方へキスをしながら戻る。




耳に息を吹きかける。 反応がいい。


耳に舌を入れ、溝に沿って這わせ、耳たぶに吸い付く。





耳を攻めながら、陰部に右手を下ろす。




うん。

感度良好。

準備万端。








バスローブを丸め華織の腰の下に置く。





「華織、俺の目を見てて」
























「ハイ、下見ちゃ駄目ーーー」



「こう?」



「そう。 いいこだ」





手早くゴムを装着し、亀頭を掴むと華織の硬い蕾に押し当てる。







「ア・・」





俺は自分の火照った先を掴んだまま、

溝に這わせ深みを目指す。




ツー・・・・




「入れるよ?」








「う、うん////」




「うぅ・・ アーッ・・・」









いててて・・・・華織・・・・・頭、鷲掴みに・・・・・

あ~、仕草、みんなかわええ~









俺は静かに腰を沈めた。












きっつッ!



「華織入らない。 もう少し力抜いて」



「ど・・ア・・どうやって?」



「深呼吸! いち、にの、はい!」



「スー、ハー・・・・」







ググッ・・・・・・・


「ああぁ!」





フン・・フン・・フン・・・・

ギシ・・ギシ・・ギシ・・・・・・




チュ、チュ、チュパ・・・・

ギシ・・ギシ・・・・・・



ア・・ア・・アッ・・アン・・・

ギ、ギ、ギ・・・・・・




ウ、ウ、ウ、ア、ア、ア、イヤァ・・・・・

ギシギシギシギシギシギシギシ・・・・・・・・



華織は仰け反り枕を掴んだ。



「痛いのか?」


首を振った。







「この体位なら奥まで行かないら、痛くないだろ?」


頷いた。



俺もうだめだわ。

最初から華織の声でやられてたもんなぁ・・・





華織が小刻みに震え始めた。

同時に髪留めがはずれ、はらりときれいな黒髪がベッドに広がる。










「あ、待って俺も一緒に行く」




深く突かないよう気をつけながら、

腰を速める。




「アァ、もうダメ・・・」



ヒクヒク・・・




「うっ・・・」





わー。俺の最短記録・・・・・・





シチュエーションにやられたよねー、コレ。






























腰に敷いたバスローブには、

華織が初めてであるシルシ・・・・・・




俺は嬉しさでほころぶ顔をごまかすのに苦労した。





























華織が海で泳ごうと言い出した。

ご丁寧に俺の水着も持ってきてくれていた。

おいおいどうするよ、背中の絵。

仕方ないから海の家で買ったよ。これ。

だっさださ。






「翼く~ん! なにボッチのぼっこしてるの~! 海が逃げちゃうよ~! 早くおいで~!



「へいへ~い。いまいくよ~」



「あー、やっと来た。 来ないから泳げないのかと思った」



「馬鹿にしないでよ~。 これでもガキの頃は遊びが海しかないとこで育ってるのよ~」



「ふふ。。。気持ちいいね~」



「ああ。。。お前とこのまま隣の国まで泳いで行きてえな」




「ん? なに?」

「う~ん?なんでもな~い」


















野暮なのは解かっちゃいるが、初めての感想を聞いてみる。

俺だってバージンを相手にするのは初めてで、舞い上がってるんだよぅ。









「ほんとはね・・・痛かった」


やっぱりそうなのか。






「でもね、心の中で歌ってたの」


「???」


「♪だれでも 一度だけ 経験 するのよ~

誘惑の 甘い罠♪」






「罠仕掛けてねえし! www」


「うん。・・・・あともうひとつ・・・」


「まだ歌ってたの?www」


「♪あーなたが 望むなら 私 なにを されてもいいわ

いけない 娘だと 噂されてもいい~♪」






「ほんと~? なにされてもいいんだなぁ~?」


「翼君目がヤラシイよ~」


「ハハハ! あ、あとさぁ華織よく鼻歌歌うじゃん! あの、ほら・・・」



~テネシーワルツ~


年の割に古い歌を知ってるもんだと尋ねてみたら、

親友が会う度に歌っているんだそうだ。

『彼氏を女の友人に会わせたら、彼氏をその友人に取られた』 という内容だ。

中身は特に関係無く、切ないメ ロディが好きらしい。





「俺も好きかな。 いつもお前が歌うから、すっかり洗脳されたな」








海水でべたついた体をシャワーで流し、華織が用意してくれていた、

揃いのパジャマに着替える。

お世辞にも趣味がいいとはいえないが、ままごとのようで嬉しかった。





こいつと家庭が作りたい・・・・


そう思わせた。





夕食は部屋に持ってきてもらう。

他人が介入する時間がもったいない。





二人の将来の夢を語った。

華織は舞台女優。




俺は銀柳組と桜木組が協定を組むことと言っておいた。




本当は可愛い嫁さんを貰って、可愛い子供に囲まれて暮らすことだが、

これは言わない。



食事の後は

あたりまえの生理的欲求が湧いてくる。










今度は遠慮なく華織を押し倒した。
























華織の誕生日でなくなる時間には、深い眠りにつけるほど、

俺達は愛し合った。








こんなに安心して寝れたの、久しぶりかもしれねえ・・・・・














それからは月一ペースで華織と愛し合っている。













今の立場では子供を絶対に作れない。

華織の安全日に合わせてデートを重ねてきた。 二人の暗黙の了解だ。









会う度に俺は変わっていく。 堅気になろうとさえ思えてきた。

不良で少年院へ入ってたことさえある俺がだ。

桜木組では俺はまだまだ下っ端だ。

『今足を洗って華織を拐って逃げるんだ』 そう何度思ったか。










そして華織も変わった。こうやって注ぐ度に俺色に染まっていく。

女の幸せを教えたい・・・・

今の俺に出来ることはこれくらいだ・・・・・・・





「華織、・・・ここまたいで」







「こう?」








「そう。・・俺のを入れて・・・・・

好きに動いてごらん」



ン・・ン・・ン・・・・・・






「どう? 気持ちいい?」






「ン・・・ンショ・・・

よく・・分からない」



「そうか・・・

俺は気持ちいいんだけどなぁ」



「そうなの?

じゃ、私も気持ちいい」



「はは・・・なんだよそれ

『じゃ』 って」





「まだ、分からないんだよ。 〈気持ちいい〉って言う気持ちが。

どこをどうすれば良いのか。 でも、翼君が気持ちいいと

私も気持ちいい」



「そうか」








開発し甲斐があるってもんだ。




華織の上体を後ろへ仰け反らす。

この体位でこう突くと、



「あああ・・・」



ほらね?



ああスゴイ締まる。

ヤベエ・・・・・






華織の中に入れたまま上体を起こし、覆いかぶさる。


ギシギシギシギシ・・・・・・・・









「スゴいよ華織。いっぱい濡れてる・・・・・  ツーーー」




「アァ・・言わないで・・アン・・ア、ア、ア」








「恥ずかしい・・もんかよ・・・

フ・・ウ・・俺の事愛してる証拠だろ・・ク」







確実に華織とセックスするようになってから、俺は早漏気味だ。

当然華織は気にしてないが、もっと長い間愛撫してあげたい。

この間までバージンだったのもあるのか、締まりがよすぎる。

あと何よりこの声にやられるのだ。

絶対声優になるといいと思う。

不二子ちゃんがいいな。 うん、不二子ちゃんだ。



「つ、ばさ、くん・・イクゥ!・・ン・・ア・・あーーー!」




「クッ・・・・・ハアハアハア」


同時に息を吐き、果てた。



「華織、感度良すぎ・・・・・ふう・・・」


「・・だって・・どっか浮遊してる感じ・・これって・・変なの?・・」







「いいんだよ・・・・・  それが 『気持ちいい』 ってやつだ」




俺は華織をきつく抱き締めた。














ロストバージンから一年。







「プハ~・・大きい・・凄く硬いよ・・」


「ウーーーーあ~気持ちい・・玉の方もなめて」

「こう?」




















今日の華織・・・ ・・・ ・・・いつもと違う。

俺がホテルの部屋に着くなりズボンを脱がせ、これだ。






シャワー浴びたかったよねー。

一ヶ月溜めたままだと、盛りのついた犬みたいなるから一本抜いてきちゃったんだよねー。

ニオイしない?とか、ティッシュ付いてない?とか・・・

色々とハズイんだけど、、、、華織ぃ~。




「ウッ・・・華織・・どうした?・・クゥッ」    











「ジュル・・クチュ・・クチュ・・クチュ・・

翼君待ってる間に・・ペロ、ペロ、クチュ・・・

ビデオで勉強したの」




「お前・・・」




「ン、ン、ン、・・・

ここ舐めると気持ち良い?」





「ンハ・・

あぁ気持ち・・ア・・」




「すごい硬いよ・・・ジュル、ジュル、ジュル・・

嬉しい・・華織のお口に出して・・・

ニュプ、ニュプ、ニュプ・・」





華織がピストンを速める。

顎関節脱臼するんじゃないかと心配するほど、ムスコを飲み込んでくれる。




「?!・・ おま、そんな台詞まで・・・・・ンッ・・」



ここは逆らえない男の性だ。 「ウワッ!」




「ゴキュ、ゴキュ・・・・うっ」




「バカ! 無理して飲むな」




「良いの、今日はいっぱい欲しいの」




・・・・・・・・・・・・・


「お前今日マジどうした?」






「こうゆうのしたことないじゃない?・・・・翼君と色んな事しておきたいの」




しておきたい・・・ ・・・ ・・・???



しばしクールダウン。

次こそはと覆い被さろう としたとき、

華織は俺の腕から抜けると、

スルスルと下りて行き俺のフニャチンを再び咥えた。
「華織、いいよ。 今度は俺の番」




「ううん。 また、元気にしてあ・げ・る」




本当にビデオで勉強したかと思うと可笑しくなったが、

愛おしさに再びムクムクと大きくなった。




さあと、上体を起こそうとしたとき、

俺の下半身にまたがりムスコを掴むと自分の陰部に挿入した。






「ああぁ!・・・」








「ハハ、

もう腰砕けてるじゃんかよ。 無理すんなって」








「イヤ!頑張る////」





そう言ってみるみる真っ赤になる華織の動きに合わせ、

俺も腰を動かしてやった。





「ハァン、もうダメ。行きそう」



「ちょ・・まて! ゴムまだ着けてねえ」



「いいの・・華織の中に・・ア・・ア・・・

熱いのいっぱい出して・・」




「???」





考えを巡らそうにも俺の下半身も限界だ。

カクカクしている華織の体勢を無理やり変え、最深部を突く。










「愛してるよ! 翼君!  ア、ア、ア・・・・」




「華織、俺も愛してる!   ウーーーーー ゥッ!」





















「エッチな華織も好きだけども  ・・・・どうした? 言ってみ?」




お・・・さ・・・・・・なきゃ・・・・



「え?」






「わたしね・・・・

お父さんを見捨てるの・・・」




「???」





「わたしは組を潰したいと思ってる。 組員が減ってきた今がチャンスなの。

でも今のわたしには知恵も力もまだない。

・・・ ・・・ ・・・

お父さん、わたしへの依存がまた最近酷いの。

組存続のために必死なのね。

一番の子分とわたしを結婚させようとしてるの。

父さんが本心から望んでないのによ!」




「なんだよそれ!

・・・華織俺と逃げよう。 どこか遠くへ行こう!」



「駄目よ!それじゃいつか絶対に見つかる。

銀柳組と桜木組が喧嘩になっちゃう」





そうだ、アホか俺。

『結婚』 という言葉に動揺した。



「このままじゃお父さんから離れられない。

だから言ったの。 結婚するからその前に海外留学させてって」






「え?・・えっ?」



「前に言ってたでしょ。 わたし舞台女優になりたいって。

町全体でそうゆう人達を育成する所があって、もう入学手続きも済んでる」


「俺になんも相談無く・・ か?」



「うん。ごめんね。

言うときっと決心が鈍るから」





























「・・・・・そっか、分かった・・・応援するよ」




こう言うしかないじゃねえか。

華織同様、今の俺じゃ何の力もねえ。

少年院出の行き場の無い俺を拾ってくれた桜木の組長には恩義がある。

女が出来たからってホイホイ足を洗える世界じゃない。

華織を・・・忘れるしかないんだ。




















一週間後、華織は飛び立った。















あれから7年。




俺は幹部の一人となっていた。




取り立ての成績が飛躍的に伸びての、28にしちゃ驚きの大抜擢だ。



我が侭の言える立場を利用し、

弱小化していた銀柳組と協定を組むよう、ウチの組長にうまく取り入った。









「協定」を辞書で調べると

『紛争・競争などを避けるため、協議して取り決めをすること』

とある。 まさにその通りだ。




「今なら、華織と一緒になれるのになぁ」



しかしその華織からはなんの連絡も来ない。

来なくて当たり前だ。

二つの組が行き来できる状態を華織は知らない。




つまり、連絡したら俺が被害被ると未だ思っているからだ。

現状を伝えてやりたい。



「本腰入れて捜索入れるか・・・・・・・・・・って、、、ん?」




外で女がウロウロしている。

ここに上がろうか迷っている動きだ。






「おい! 比根賀!

下行ってあの女連れてこい。 にこやかに、優しくだぞ」

「はい!」











一分ほどで手ぶらで帰ってくる。




「伊勢谷さん。

あの女、伊勢谷さんが下に来るよう言ってくれと。 ・・・スイマセン!」





「なんだと~。

俺を動かそうとは、ずいぶんと肝が座ってるじゃあないか。

・・・この後予定あったか?」



「いえ。今日はもう何も」


「そうか。

んじゃ、このまま帰らないから、後頼むな」



「了解しました」




今日は久々の一発かぁ~?

意気揚々と階段を下りていく。










「あ! い、伊勢谷さんですね?

こんにちは。 私、宇美茶と申します。

あ、あのう。

ほ、ホテルの一室用意してますので、付いて来て下さい」




「お、おう。。」



なーんて積極的な女なんだ。

確実の今日は一発、いや二発はいけるぞ。






華織のこと考えた後で不謹慎か?

いや、男はそういう生き物だ。

華織だって分かってくれる。





でもなんで俺の事知ってるんだ?

ひょっとしてどこかの組の回し者か?

美人局か? この女。




用心するに越したことねえな。








「着きました」








「・・・・・・・・」



「こちらからどうぞ」





この女、俺がヤクザで気を使ってるのか?



裏口から入るよう促される。






「こ、ここのオーナーとは10年の付き合いなんですよ。

ひさしぶりにこの裏口使いました。 懐かしいなあ」










従業員エレベータで最上階へ上がる。



ペントハウスか。。。同業者ってところか?






「このフロアは私たちしかいませんので」



といいながら部屋のブザーを押す。



今誰もいないって言ったばかりじゃねえか。

人が出てくる気配に身構える。




「宇美茶様お帰りなさいませ。

美勇君はグッスリ寝ております。

わたくしはこれで失礼いたします」




「どうもありがとう。 あ、これチップ」





男は帰っていった。




「ご、ごめんなさい。

私達だけって言ったけど、5才の子供も居るの。

一人にするわけにいかないので」




子供か・・・居てもいっか。

・・・ ・・・ ・・・? いやいや、よくないだろ!



そういえば、こいつどっかで・・・・・・

あーーー、昔アイドルやってた、えーっと・・・・・






「あらためまして

私、宇美茶闇衣と申します。 華織とは親友です」





「あー! YAMiiちゃん!

え?! 親友? ・・・そうか、君が!?」



「はい。

華織、私がタレントだったから

気を使ってくれて、伊勢谷さんに言えなかったんだと思います」







「あーーー!!!

ビビッタわ~

てっきり美人局かと・・・」



「へ?」



「あー、なんでもありません////」






「ところで、俺に何の用?」




「は、はい。 そちらへお座りください」










「こ、これ、私のところへ送られてきたんですけど・・・・

華織からです」







そこには華織の字で

『私は幸せに暮らしています。指輪お返しします』

と書かれたメモだった。




これだけかよ・・・・・

7年かかって、たったこれだけかよ。









どう整理していいか分からず、

クシャっとメモと指輪をポケットに放り込んだ。
















「母さ~ん。お客さ~ん?」






「うん、そうよ~。

お母さんのお友達の、とーっても大切だった人よ~」








『だった人』 ?




そうか。

華織は向こうで大切な人を見つけたんだ。

・・・ ・・・ ・・・

俺はもう過去の人。

華織が今幸せならそれでいい。





このままYAMiiちゃんとお別れもなぁ~。







「あの、お別れに我が侭言っていいですか?」



「あら、お別れだなんて。

連絡先お教えしますので、いつでもどうぞ。

で、でも我が侭って何ですか?」



「あなたが歌う、テネシーワルツを聴きたいんです」



「わ、わたしのでよければ・・・////」





(流しながらどうぞ)


































更に五年が経ち・・・・・・・











スターライトショアの州境にある個人経営の

D・ティール空港















「急遽帰国することになって悪かったね」






「いいえとんでもございません。

全てはドーン様の手腕によって、早く解決できたからでございます」






「ただいまお車をこちらに回しますので」



「うむ」











町の入り口に差し掛かる。












「とうとう降り始めましたねぇ」



「ああ」




「フォクス、ここで降ろしてくれ。少し考え事をしながら歩きたいんだ」



「かしこまりました」







♪ I was dancin' with my darlin'
To the Tennessee waltz.

When an old friend I happened to see.

Introduced her to my loved one
And while they were dancin'.

My friend stole my sweetheart from me. ♪



ギュッ、ギュ、ギュ・・・・・・・・・



「指輪・・・・・・

カオリ、喜んでくれるかな」




「ドーン・ティールさんですか?」




「そうだが。 お前は?・・・・」

グサッ・・・・・・・・





































































「伊勢谷さんちょっとよろしいですか?」




「おお」



深刻な顔の比根賀を個室へ促す。



「なんだ?」





「わたくし銀柳の若い衆と交流あるんですが

・・・ちょっと良からぬ ことを耳にしまして」



比根賀は続ける。



「銀柳のおやじさんが娘、華織さんの行方を探してたって言うんですよ。

アメリカのスターライト・・なんだったっけな・・」




と言いながら、銀柳の下っ端から渡されたという新聞を俺に見せた。






「おやじさん、この10年前の新聞を取り寄せて、

そうそうスターライトショア。

そこの町を築き上げた人物の記事のところを、

穴の開くほど読んでたそうです」





「向こうの興信所使って調べさせようとしたんですが、

どうも町の全員が口止めされてるようで埒が明かなかったそうですよ」





町の全員が?


それほど権力のある奴と華織は関わっているというのか?




「でそこで、もう一枚の新聞の広告欄見てください。丸付いてるところ」



そこには




『とにかく解決!出来ないことは有りません。 特に浮気調査大歓迎!

サンセットバレー・ルーニー探偵事務所』





広告の横に、日本語に訳した文が書き殴ってあった。





「数百キロも離れたそこに書かれた町の探偵に依頼したところ

スターライトショアの飲み屋の女将が

探偵の色仕掛けにコロッとしゃべったそう で。

で・・・・・大変言いにくいんですが」



「構わん。言ってくれ」




「・・・華織さん、11年前に町の大地主にレイプされたそうですよ。

それで・・・・・

そいつの子を産んでます」







真っ青になる。

驚きの顔はさすがに隠せなかった。




「で、その報告書を手に先日アメリカへ飛んだそうです」

「バカヤロー! それを先に言え!」



「すいません!」



バタンッ!!!













「伊勢谷さん! 大変です!

銀柳組が手薄と知った石川組が今日押し入るそうです!」




「何ィッ!!!

おい! 加勢するぞ! 急げ!」



「はッ!」




「比根賀と日嫁は事務所へ行け! チャカ解禁だッ!」


「了解!」







「山根は俺と来い! 銀柳家行くぞ!」

「分かりましたッ」








「クッソーーー!! 間に合えばいいが」






門を潜ると子分が何人か倒れていた。

既にみんな脈がない。



















微かに動いてる奴を抱き起こす。


「おい!石川組はどこだ?」


「・・・既に・・ずらかりました・・・奥にお嬢・・が・・」


「今何つった?おい!、おい!」




息絶えた。




嫌な予感しかしねえ。




「山根! あと10分経ったらサツに電話しろ!」


「はい!」







屋敷の奥へと入っていく。





入り口を塞ぐように若頭が倒れていた。






脈はある。

こいつが華織の許婚だ。

放置か? そうもいかねえか。







「おい! 山根!

救急車よべ!」



「はい!」













・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!!




「か  お  り   ?」










「う、・・嘘だろ・・・息が・・・息が、ない」






・・・ ・・・ ・・・






「なんで、なんで今更、帰って来たんだよーーー!!!







「ウオーーーッ!!!

バカヤローーー!!!」



華織を抱いた。まだ温かい。










「息・・してくれ・・息・・」


華織の頬をピシャピシャ叩いた。


クッ・・・・・・・・・うッ、うッ・・・・




長い時間に感じられる。

俺は初めて側に立っている影に気づいた。




???













子供を抱え廊下にでる。




「・・・・・坊主。華織の子か? 日本語解るか?」





首を縦に振った。





「名前は?」



「・・・ダグ・・ラス・・」



「伊勢谷さん! サツが来ます」



「山根、あと頼む」


「はい!」








俺は華織の子、ダグラスを連れ闇衣のアパートへ行った。




闇衣に華織が死んだ経緯を手短に話すと崩れそうになったが、

直ぐに立ち直りダグラスを引き取ってくれた。

『女は子供がいると強いな』
















「俺、すぐ戻らないと。 ・・・・・・・また改めてくるから」





「うん。 気をつけて」






俺は銀柳家へ取って返す。






車に乗りこみ自分の右手をじっと見る。






さっきまでダグラスの手を握っていた手だ。

ぬくもりが残っている。

華織と同じ匂いがした・・・・・・・・・












後処理に取りかかる。










華織は既にそこには居なかった。















葬儀が終わった後、参列した闇衣をアパートまで送る。





車から降りた闇衣が初めて泣いた。









「ごめんなさい。 家に入る前に少し泣かせて下さい」






俺は闇衣を強く抱き締めた。